「混合ガソリンって、自分で作れるの?」と聞かれることがあります。答えはYes——でも、配合比を間違えるとエンジンを傷めます。刈払機やチェーンソーなど2サイクルエンジンを使う農機具には混合ガソリンが必要で、農機具屋でもよく相談を受けます。今回は、混合ガソリンの正しい作り方と注意点を農機具屋の目線でまとめます。
混合ガソリンとは?
混合ガソリンとは、ガソリンと2サイクルエンジン用オイル(2ストオイル)を一定の比率で混ぜた燃料です。2サイクルエンジンはオイルをガソリンと一緒に燃やして潤滑する構造のため、オイルを混ぜない普通のガソリンだけではエンジンが焼きつく原因になります。

混合比はどう決まる?
混合比は機械によって決まっています。必ず取扱説明書や機械本体に記載されている指定混合比を守ってください。
▌ よくある混合比の目安
- 25:1——ガソリン25に対してオイル1(例:ガソリン1Lにオイル40ml)。古めの機種や一部チェーンソー
- 50:1——ガソリン50に対してオイル1(例:ガソリン1Lにオイル20ml)。現行の刈払機・チェーンソーの多くがこれ
- オイル過多(濃すぎ)→ プラグかぶり・排煙増・出力低下
- オイル不足(薄すぎ)→ エンジン焼きつき(重大故障)
混合ガソリンの作り方
混合ガソリンは計量して混ぜるだけですが、正確な計量が肝心です。
▌ 混合ガソリンの作り方手順
- 必要な量を計算する——50:1なら1Lのガソリンにオイル20ml
- 清潔な携行缶を用意する——水分・ゴミが混入しない清潔な専用缶を使う
- 先にオイルを入れる——計量したオイルを先に缶へ
- ガソリンを入れる——ガソリンスタンドでレギュラーガソリンを入れる
- よく振って混ぜる——缶を上下に振ってしっかり混合
- 作った日付を缶に書いておく——劣化管理のために必須
混合ガソリンは作り置きしない
混合ガソリンはその都度必要な分だけ作り、できれば2〜4週間以内に使い切るのが鉄則です。オイルを混ぜたガソリンは普通のガソリンよりさらに劣化が早く、長期保管するとオイルが分離したり変質したりします。シーズンオフに余った混合ガソリンは使い回しせず処分してください。廃棄方法はガソリンスタンドや農機具屋にご相談いただければご案内します。
よくある質問
Q. 2サイクルエンジンに普通のガソリンを入れたらどうなりますか?
A. 潤滑不足でエンジンが焼きつく可能性があります。気づいたらすぐに使用を止め、タンクを空にしてご相談ください。早めに対処すれば修理できる場合があります。
Q. 市販の缶入り混合ガソリンは使えますか?
A. はい、使えます。配合済みなので手間がかからず便利です。少量しか使わない方や配合に自信がない方にはおすすめです。ただし自作より割高になります。
Q. 余った混合ガソリンはどう捨てればいいですか?
A. 地面や排水溝に流すのは厳禁です。ガソリンスタンドや農機具屋に相談すれば適切な廃棄方法をご案内できます。当店でもご相談をお受けしています。
📝 まとめ
- 2サイクルエンジンには混合ガソリンが必須。普通のガソリンだけでは焼きつく
- 混合比は機種によって違う。取扱説明書を必ず確認する(50:1が現行機の主流)
- 混合ガソリンは都度作り、2〜4週間で使い切るのが鉄則
- 余ったら保管せず廃棄。農機具屋やガソリンスタンドで相談を
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混合比を守ることが、エンジンを長持ちさせる一番の近道なのだと知りました。私もまだまだ事務見習いですが、作り方で不安な点があれば遠慮なく聞いてください。

