トラクター・コンバイン・田植機——農機具の種類を事務員が解説

農機具の豆知識

「農機具屋さんって、どんな機械を扱ってるんですか?」とお客さんに聞かれ、答えに詰まったことがあります。恥ずかしながら入社したてのころは、私自身よくわかっていませんでした。今日は基本の種類をまとめてみます。

「農機具屋さんって、どんな機械を扱ってるんですか?」と聞かれることがあります。農業に馴染みのない方には、農機具と言っても「種類がたくさんあってよくわからない」というのが正直なところかもしれません。

今日は、農機具屋の事務員が、日々の仕事のなかで覚えた農機具の基本的な種類をざっくりまとめてみます。

農機具は「作業の工程」で分かれている

農機具を理解するうえで一番わかりやすいのが、「農業のどの工程で使うか」で分類する方法です。農業は春から秋にかけて、土を耕す→苗を植える→育てる→刈り取る→乾燥・保管という流れで進んでいきます。農機具はそれぞれの工程に合わせて専門の機械があります。

▌ 農業の工程と主な農機具

  • 耕うん・整地——トラクター(田畑を耕す万能機)、ロータリー(トラクターに装着して土を細かくする)
  • 田植え——田植機(苗を自動で植える機械)
  • 草刈り・管理——刈払機(手持ちの草刈り機)、乗用草刈機
  • 稲刈り・収穫——コンバイン(刈り取りと脱穀を同時にやる機械)
  • 乾燥・保管——乾燥機、籾摺機(もみを玄米にする)、色彩選別機
農機械の展示
💡 農機具の分類とは?「耕うん・整地」「田植え」「草刈り」「収穫」「乾燥・保管」など、農作業の工程ごとに専用の機械が用意されていること。工程を意識すると農機具の種類が覚えやすくなります。

よく聞く「トラクター」「コンバイン」「田植機」って何が違う?

農機具の中で特によく聞く3つを簡単に説明します。

トラクターは農業の「万能車」です。エンジンの力でいろんなアタッチメント(付属品)を動かして、耕す・運ぶ・播くなど様々な作業に使えます。農業をやっている家にはほぼ必ず1台あります。

コンバインは稲刈りの機械です。稲を刈り取りながら脱穀(稲からもみを外す作業)も同時にやってしまう優れもの。昔は手で刈って、別の機械で脱穀していたのが、コンバイン1台で済むようになりました。

田植機は文字通り田植えをする機械。苗を載せてセットすると、一定間隔で自動的に植えていってくれます。昔は全部手植えだったので、農家さんの話を聞くと「田植機が出てからどれだけ楽になったか」とよく言われます。

農機械のそろう店内

事務員でも、だんだんわかってきた

正直に言うと、農機具屋に就職したばかりの頃はほとんど何もわかりませんでした。「コンバイン」と聞いても頭に浮かばなくて、電話で受けた内容を整備士さんに伝えるのに四苦八苦していました。

でも毎日農家さんと話していると、少しずつわかってきます。「今日のお客さんはコンバインの爪が折れた」「田植機のチェーンが伸びた」——そういう会話が積み重なって、農機具と農業の関係が少しずつ見えてきます。

農機具屋の事務員って、意外と農業のことを学べる仕事だなと思っています。

📝 まとめ

  • 農機具は「農業の工程」ごとに分かれている
  • トラクター・コンバイン・田植機が三大農機
  • 大場農機では農機具の相談・修理・販売まで対応
  • 農業のことを知りたい方もお気軽にどうぞ

Q. この3種類以外にはどんな農機具がありますか?

A. 管理機(耕運機)、草刈り機、噴霧器など、用途に応じてさまざまな機械があります。規模や作物によって必要な機械は変わってきます。

Q. 初めて農業を始める場合、どの機械から揃えればいいですか?

A. 栽培する作物や規模によりますが、まずは管理機やトラクターなど、耕うんに関わる機械から検討する方が多い印象です。

Q. 中古の農機具でも問題なく使えますか?

A. 状態次第では十分に活躍します。購入前に整備士による点検を受けることをおすすめします。

農機具のことでわからないことがあれば、気軽に聞いてください。事務員もできる限りお答えします。

私もまだまだ事務見習いですが、名前と役割を少しずつ覚えてきました。わからない機械があれば、遠慮なく聞いてください。

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