お店の中で「混合はちゃんと作った?」という会話を耳にするたび、最初はさっぱり意味がわかりませんでした。今日は、そんな駆け出しのころの戸惑いから始まった、混合ガソリンの話です。
事務を始めたころ、お店で飛びかう「混合ガソリン」という言葉に、内心ずっと首をかしげていました。「混合…? 何と何を混ぜるの? お料理?」というレベルです。私は機械をさわる作業はしないのですが、農家さんからよく聞かれる言葉なので、整備士さんに教えてもらいました。当時の自分に説明するつもりで、やさしくまとめます。どうぞお付き合いください。
そもそも混合ガソリンって?
ガソリンに専用のオイルを混ぜた燃料のこと。「2サイクル」というタイプのエンジン(草刈機・チェンソーなど)に使います。
エンジンの仕組みの違いです。むずかしく考えなくて大丈夫。
・2サイクル=混合ガソリンが必要(草刈機・チェンソーなど小型が多い)
・4サイクル=ふつうのガソリンだけ(耕運機・田植え機などに多い)
もし2サイクルの機械にガソリンだけを入れてしまうと、エンジンが焼き付いて壊れることがあるそうです。こわいですね…。迷ったら取扱説明書を見るのがいちばんだと教わりました。
25:1・50:1って何のこと?
この数字は「ガソリンとオイルの割合」だそうです。25:1=ガソリン25に対してオイル1、50:1=ガソリン50に対してオイル1。数字が大きいほどオイルは少なめ、と覚えました。
| ガソリン | 25:1 | 50:1 |
|---|---|---|
| 0.5L | 20ml | 10ml |
| 1L | 40ml | 20ml |
| 2L | 80ml | 40ml |
計らずに混ぜられる商品や、計量カップ付きのオイルもあるそうです。「計算ニガテ…」という方(私もです)はそういうのが安心ですね。
いちばん大事なのは「機械に合わせること」
同じ草刈機でも、機種によって25:1だったり50:1だったりするそうです。「ご近所さんが25:1だから、うちも同じ」と思い込んで入れて、調子をくずした…というのもよく聞く話。本体のラベルや説明書に書いてあるので、一度確認してみてくださいね。分からなければ、機械を持ってきてくだされば整備士さんと一緒にお調べします。
作るときに気をつけたいこと(教わったこと)
- 2サイクル専用オイルを使う(4サイクル用は不可だそうです)
- 専用の混合容器でよく振ってから給油する
- 使う分だけ作る(時間が経つと劣化するそうです)
エンジンにガソリンと空気を送る部品。ここに古い燃料が固まって詰まると、かかりにくくなるそうです。(私は最初、名前すら呪文に聞こえました)
よくあるご相談:古い混合ガソリン
「シーズン終わりに余った混合ガソリンを、翌年そのまま使ったらかからなくなった」というご相談は少なくありません。古い燃料は思ったより早く傷むそうで、作ってから1ヶ月くらいで使い切るのが安心だと教わりました。
- 2サイクルの機械=混合ガソリンが必要
- 比率(25:1・50:1)は機械に合わせるのが鉄則
- 作るのは使う分だけ、1ヶ月で使い切る
Q. 混合ガソリンの比率を間違えるとどうなりますか?
A. オイルが少なすぎるとエンジン内部の潤滑不足で故障の原因になります。逆に多すぎると煙が多く出たり、点火プラグが汚れやすくなったりします。
Q. 比率が分からない場合はどうすればいいですか?
A. 取扱説明書に記載されている比率を確認するのが確実です。分からない場合は農機具屋にお気軽にお尋ねください。
正しい比率で作った混合ガソリンは、機械を長持ちさせる基本です。不安な方はぜひ一度ご相談ください。
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私もまだまだ事務見習いですが、あのときの戸惑いのおかげで説明の言葉を選べるようになった気がします。わからないことは、遠慮なく聞いてくださいね。

