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作業場の奥で、ロータリーがスタンドの上に載せてありました。爪の並んだ軸が、地面から少し浮いた状態です。
その横で整備士さんがしゃがみこみ、ロータリーの側面にある赤いケースのふたを外していました。
ちょうど「ロータリーが動かない」というご相談のことを考えていたところだったので、そういうときはどこから見るのか、聞いてみました。
ロータリーが動かないとき、まず見る2つ
整備士さんが挙げたのは、次の2つでした。
▌ 最初に確かめること
- シフトレバーが入っているか
- PTO軸が回っているかどうか
ロータリーが回らないと、つい中が壊れたのではと考えてしまいます。ですが、レバーが入っていなければ、機械が正常でもロータリーは回りません。
もう一つがPTO軸です。ここが回っているかどうかで、話が大きく分かれるそうです。
正直に言うと、この2つを聞いたときは少し拍子抜けしました。もっと込み入った話が出てくると思っていたからです。けれど考えてみると、手間のかからないところから順に見ていくのは、理にかなっているように思います。
💡 PTO軸とは?トラクターのエンジンの力を、後ろにつないだ作業機へ伝えるための回転する軸です。ロータリーはこの軸から力をもらって回っています。トラクター全体の仕組みはトラクターの仕組みと動く原理にまとめています。
「お客さんが自分で見られるところはありますか」とも聞いてみました。答えは「上記同様」。つまり、この2つは、持ち込む前にご自分で確かめられるということです。
電話でご相談いただいたときも、まずこの2つを伺うことになりそうです。
それでも動かなければ、分解して確かめる
2つとも問題がなさそうなのに動かない。その場合について、整備士さんの答えは短いものでした。
「それでもダメなら分解確認」。
外から見て分かる範囲は、ここまでということです。そこから先は、ケースを開けて中を見るしかありません。
分解となると、ふたを外して、中の部品を一つずつ見ていくことになります。私が見かけたときも、整備士さんはしゃがんだまま、しばらく手を止めずに作業を続けていました。

最初に見かけた場面の続きです。外したふたの中に、歯車とチェーンが入っていました。整備士さんが持ち上げているのが、そのチェーンです。
ふだんはケースに隠れていて、外からはまったく見えない部分です。チェーンで動くしくみは、管理機の車輪はチェーン駆動で分解したときの様子を書いています。
開けてみるまで、分からない
ロータリーの側面にチェーンを掛けたところです。

整備士さんが手で触れて、様子を確かめていました。こうして開けてはじめて、中がどうなっているのかが分かります。
「動かない」という言葉は同じでも、レバーで済むこともあれば、ケースを開けることになる場合もあります。トラクターの油圧が動かないときも、原因は一つに決まりませんでした。
ロータリーは取り外して整備できるつくりになっています。その理由はロータリーが着脱式である理由で紹介しました。
▌ ご相談いただくときに、分かると助かること
- シフトレバーの位置
- PTO軸が回っているかどうか
- まったく回らないのか、途中で止まるのか
- 異音があるかどうか
- 銘板の写真(型式が分かると話が早くなります)
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動かないときは、実物を見せてください
シフトレバーとPTO軸を見ても動かないときは、中を開けてみないと分かりません。写真を数枚送っていただくだけでも、ある程度の見当はつきます。
チェーンの手入れに使うスプレーは、このあたりで探せます。
📝 まとめ
- ロータリーが動かないとき、まず見るのはシフトレバーが入っているかとPTO軸が回っているか
- レバーが入っていなければ、機械が正常でもロータリーは回らない
- この2つは、持ち込む前にご自分で確かめられる
- それでも動かなければ、ケースを開けて中を確かめる
- 側面のケースの中には、歯車とチェーンが入っている
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私もまだまだ勉強中の事務員ですが、自分で見られる2つがあると知ってから、電話口で最初に何を伺えばいいのかが少し見えてきました。ふだんは隠れているケースの中を見られたのも、いい機会でした。

